ニコン ニッコールH オート 2.8cm F3.5 NIKON Fマウント 非AIです。

1960年発売。ニッコール千夜一夜物語によると、現代の感覚で言えば開放F値が暗めで平凡なスペックの広角レンズに過ぎないが、当時としてはハイスペックな高性能レンズ。一眼フレレックスカメラがいわば汎用カメラとして認知されるきっかけになった重要なレンズ。
っとあり、Leica Mに代表されるレンジファインダーと日本メーカーを中心とした一眼レフの主導権争いの中。レンジファインダーが苦手とするマクロや望遠を補う存在という一眼レフから、広角もいける、なんでも撮れるカメラとして認識を改めさせたレンズとして歴史的なレンズと言われています。

実際に手に取ると、確かになんてことない広角レンズですが、描写の鋭さは確かで湾曲が少ないですね。それに引き換え寄れないとは聞いてましたがレンジファインダーかよというくらい寄れません。となるとこのレンズの性格は風景や建築、スナップでもクローズアップではなく街並みを撮るような使い方になります。遠景に全振りしたようなスペックですが。

作例では旅行の記録に使っています。ニコンらしいといいますか、カリっと鋭いシャープな描写をしてくれています。

また、非AIレンズなので基本的にデジタル一眼レフは対応しませんが、大体なんでもいけるNIKON Dfの数少ない非対応レンズです。ただし推奨はされませんが、ライブビュー撮影は可能で内部干渉なども確認できませんでした。Df使いで諦めている方はご検討ください。

何より非AIレンズはミラーレス時代のZマウントで輝きます。鋭いとはいえそれは当時のものです。現代では味わいのある小型のかっこいいレンズとして再評価できるかと思います。特にZfをお持ちの方にぜひお使いいただきたい歴史を変えた１本です。

状態 撮影良好な良品です
外観 目立つあたりありませんがやや使用感あり
光学 カビ曇りなく綺麗です
動作 nikon Df、α7で実写確認済

防湿庫保管。
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※評価は主観です。中古品ですのでご理解ください
※返品対応しておりますのでご安心ください！ （お値引きしていない商品のみ、送料のみご負担、必ず評価前にご相談ください）
焦点距離...19〜70mm
開放F値...2.9〜4

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