アンセルメのドビュッシー作品集です。
スイスロマンド管弦楽団

交響詩『海』
夜想曲
牧神の午後への前奏曲※

※フルート　アンドレ•ぺパン

本作は、輪郭を溶かし込んだようなサウンドからモネやルノワールらの絵画にもたとえられ、音楽における印象主義と呼ばれたドビュッシーの代表的なオーケストラ曲を収録したアルバム。作曲者と親交があり、演奏に関しても様々な助言を受けたエルネスト・アンセルメの演奏は、古典的なドビュッシー解釈のひとつの規範とも言える内容。 (C)RS


Amazonレビューより
武満徹氏がドビュッシーに傾倒していたことを知り、手持ちのアルバムを聴き直してみました。
アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団の演奏を聴いていて、一番感じたことは、時間や速度に正確であるということでした。音の長さが精確で、強弱の変化が巧み、格調高雅な音楽性で以て曲想を明確に顕している演奏ということが挙げられと思います。

ドビュッシーの管弦楽を聴くと、前庭の紫陽花の色がより鮮やかに見えるという不思議な効果があり、体の芯の緊張がとれて寛げるいう上品な趣を体感しました。明確な輪郭をもった旋律よりも、雰囲気やイメージを味わうという新しい時代の音楽を創りだしていったドビュッシーの作品ジャンルのひとつには、色彩だけでなく香気があります。

「アンセルメは作品を深く正確に読み、明晰な解釈を行う指揮者でした。彼はドビュッシーやラヴェルをはじめ六人組の作曲家などと同時代に生き、彼らに直接接していただけに、特に近代フランス音楽の演奏の音色や表現の色彩のすばらしさには定評がありました。アンセルメが残した録音は私たちに伝えられた貴重な遺産なのです。」



再生確認済みで、異常ありませんでした。
神経質な方はお控え下さい。

2024011110

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